父とデートしたい
 
今回のお客様は、久留米の特別養護老人ホームにお住まいの70歳代の男性です。
お嬢様からのご依頼で、「父とデートがしたい。父は昔、船乗りだったので、海を見に行きたい。できれば一緒に船に乗りたい」とのご要望です。

お父様は要介護4で、車椅子をお使いです。言葉数が少なく、つねに生活全般において介護が必要です。以前は時々お嬢様とお出かけをしていたそうですが、介護度が重くなるにつれて、それも難しくなりました。では、久留米市を出発して、海を見て、船に乗るには?お客様の体力を考慮して、博多埠頭から志賀島行きの市営渡船に乗る行程をご提案しました。

車椅子でも乗れる“きんいん”

車椅子でも乗れる“きんいん”

さて、当日、お父様、お嬢様、息子さんのお嫁さん、お孫さん2人、弊社看護師の計6名で、介護タクシーに乗って出発です。4人の女性に囲まれて、両手に花どころか、両手では足りないくらいですね。
 
まず久留米市内のお墓にお参りして、博多埠頭を目指します。

久留米のお墓にて

久留米のお墓にて

港では、「あれはタンカー?」と尋ねるご家族様に、「いや、あれは貨物船」とすぐさま答えるお客様。海の男です。
 
きんいん号に乗って、潮風に吹かれながら30分で志賀島に到着です。ご昼食では、4名のご家族全員から食事介助を受けて、お客様はとても穏やかな表情です。

ベイサイドプレイスで船を眺めるお客様

ベイサイドプレイスで船を眺めるお客様

 島の静かな漁港でご家族様としばしの時間を過ごし、帰途に就きました。
 
「今行かなければ絶対に後悔すると思った。久々に父とデートできて、よい思い出になりました」と、
依頼人であるお嬢様から喜びのお言葉を頂戴しました。

志賀島の漁港

志賀島の漁港