あすも旅行記

宿泊旅行

大衆演劇と別府温泉

大衆演劇と別府温泉

今回のお客様は、福岡県の精神病院に長期入院中のお客様です。
重い精神障害をお持ちで、40年以上入院していらっしゃいます。
身寄りがなく、普段から全く遠出されていません。
 
「大衆演劇を見に行きたい」というご希望があり、精神科のソーシャルワーカーさんを通じて弊社に依頼をくださいました。
 
お客様は、もともと新鮮な魚のお刺身などが大好きですが、病院食では、生モノを提供するのが難しいです。
 
そこで、お客様・主治医の先生・ソーシャルワーカーさん・弊社担当者で、話し合った結果、「大衆演劇と海の幸」を楽しめる場所ということで、目的地を別府温泉にしました。
 
さて、旅の当日、久しぶりに列車に乗られるお客様。
車窓から流れていく景色を眺めていらっしゃいました。

車窓からの景色を楽しんでいらっしゃいます

車窓からの景色を楽しんでいらっしゃいます

別府へ着いて、楽しみにしていた大衆演劇を見に「ヤングセンター」へ。
観劇中は、演目に合わせて、拍手したり、五木ひろしの演歌をくちずさんだり。

楽しみにされていた大衆演劇

楽しみにされていた大衆演劇

地獄めぐり、高崎山、竹瓦温泉など、別府観光を楽しまれました。
旅行中ほとんどご自分の意見を主張されないお客様、
「昼食は何にしましょうか?」と尋ねたところ、「お寿司にしましょうか」と、初めてご希望を言われました。
 
すぐに寿司屋へエスコート。
別府の新鮮な寿司ランチをとても美味しそうに召し上がりました。
 
1泊2日の別府旅行を終えて、帰途に就きました。

弊社スタッフ大橋と

弊社スタッフ大橋と