宿泊旅行
思い出をめぐる旅
思い出をめぐる旅
今回のご依頼は、大分県佐伯市の施設にご入居中のお父様を、大阪に連れて行きたいという長女様からのご依頼でした。
お父様は現在81歳。若い頃、大阪の理髪店に修行に出ていて、当時の思い出を良く話されていたそうで、長女様はそのお話を聞いて、一度は連れて行きたいと考えていたそうです。
お父様は、完全房室ブロックによるペースメーカー留置、脳梗塞、糖尿病などのご病気を患っていらっしゃいます。身辺動作はほとんど自立されていますが、普段はあまり外に出る機会もなく、体力面も心配されました。
今回の旅は、ゴールデンウィーク中ということもあり、いかに疲労を少なく、思い出の場所を巡ることができるかがポイントでした。
1日目は大阪までのご移動のみ行い、2日目から思い出をめぐる旅に出発です。
中之島、本町通り、船場、昔とは随分変わった景色に、お父様も驚かれていました。修行していた理髪店は、残念ながらなくなっていましたが、昔からある建物や橋などを見て、修行時代の思い出が蘇ってきます。
ご旅行中は、適宜バイタルサインチェックを行い、必要に応じて車椅子を使いながら、二泊三日の大阪の旅を楽しんでいただきました。
お父様、長女様、長男様夫婦、お孫さん、ひ孫さんの総勢6名でのご旅行。笑顔の絶えないとても素敵なご家族に囲まれて、お父様も幸せそうでした。最後は、私も家族の一員みたいになっていました笑